特別映像
イントロダクション
脳腫瘍と闘いながらマンガ家を
目指した18歳のハルカ
最後まで希望を捨てずに
懸命に生きた彼女の姿と
彼女を支えた家族の愛情が
しなやかな感動を呼び起こす
実話を基にフィクションで描く
青春ストーリー
主人公・ハルカ役には約1000人のオーディションを勝ち抜いた新人俳優の美咲姫(みさき)。ハルカに淡い想いを抱くクラスメイト・タクミ役は、7人組男性グループIMP.の佐藤新。ハルカの母親役は、その安定した演技に定評がある櫻井淳子。姉・ユウカ役は元AKB48の篠崎彩奈。父親役には、物語の舞台となった江南市出身の松田一輝。ほか、東海地方ベースで活躍するBOYS AND MENの平松賢人や、特別出演としてフリーアナウンサー・笠井信輔が印象的に登場し、物語に彩りを添えている。
ストーリー
小学生の時に患った脳腫瘍のために普通の学校生活が送れなくなったマンガ家志望の高校生・ハルカは、通信制の高校に転入する。転入初日に彼女は、自身が執筆中のマンガの主人公と同名のイケメン男子生徒・巧(タクミ)とマンガのような運命的な出会いをする。人見知りなハルカの心に、あっという間に入り込み、夢を語る巧。彼にどんどん惹かれていくハルカーー初めての恋。しかし、幸せの絶頂と思えた矢先にハルカの脳腫瘍が再発する。絶望の中でも自らの運命を呪うことはせず、障害が残るリスクを冒してでも「生きる」ことを選択するハルカ。手術後、麻痺のためにマンガを描けなくなり、学校にも行けなくなったたハルカは、会えなくなった理由を
話すこともなく一方的に巧に別れを告げる。そんな失意のハルカを懸命に支え続ける家族。彼女の「生きたい」思いを必死に守る家族の愛情の中で、やがて笑顔を取り戻していくハルカだったがーー。
キャスト・スタッフ
美咲姫(みさき):ハルカ役
【プロフィール】
2023年女優になるため鹿児島から上京。メインキャストで出演した「しまねこ」が2024年9月に公開。また今回の映画「春の香り」をオーディションにて勝ち取り初の単独主演が決定。女優の他にモデルとしても「ヤングキング」の表紙や巻頭グラビア等を飾る。
【コメント】
素敵なキャスト・スタッフとこの作品を作ることができたことを、とても光栄に思います。 単独主演は初めてなので不安もありましたが、現場での温かい空気感や頼りになる素敵な共演者のおかげで最後までやりきることができました。現場で演じていくほどに、ハルカの明るさや強さをより感じ、どんどん彼女のことを好きになっていきました。そして、私もその明るさと強さに心から救われました。 丹野監督は自然体の家族を求めていて、カメラの前で取り繕ってしまう自分と向き合うことが今回の課題の1つでした。初めての経験ばかりで学ぶことが多くあった丹野組の現場は、とっても楽しく一生忘れない経験となりました。監督から唯一褒められたハルカの口を開けた寝顔は見どころです。(笑) 藤森ハルカのモデルとなった坂野春香さんの想いを皆様にお届けできるように、またこの映画をみてくださった方の想いが天国にいる春香さんに届くように祈っています!春香さんが繋いでくれたこのご縁に感謝します!
篠崎彩奈(しのざきあやな):ユウカ役
【プロフィール】
1996年1月8日生まれ。埼玉県出身。2011年、AKB48第13期生研究生オーディションに合格。21年12月に10周年を迎えた。食生活アドバイザー検定3級・2級、実用毛筆書士認定試験3級など、多数の資格を所持。2022年3月にFP技能検定3級に合格し、金融知識の発信も行っている。24年2月にAKB48からの卒業を発表。今後は、女優業や舞台など活躍の場を広げていく。
【コメント】
今回この作品に携わらせていただけたこととても嬉しく思います。ハルカさんのお姉ちゃん役ということでたくさんのことを考えました。ご両親とはまた違った『お姉ちゃん』という立場での葛藤や苦しみがあったと思います。色々な葛藤の中でも、大好きな妹の一番の味方でありたいという感情は常にありました。その葛藤や姉としての想いが画面から伝わったら嬉しいなと思います。家族役の皆さんは本当に素敵なみなさんでハルカは本当の妹のように可愛く父母も優しくて、この現場が大好きでした。丹野監督は“自然体”を求めていたので本当の家族のように仲良くできたのはとても嬉しかったです。私自身、この作品を通して学んだことが多く成長することができました。この映画を見てくださった方にハルカさんの想いが伝わると嬉しいです。
松田一輝(まつだかずき):孝之役
【プロフィール】
1981年4月11日生まれ 愛知県江南市出身。出演作「天才てれびくんMAX」「クローズZERO /ZEROⅡ」「ピューッと吹く!ジャガー」「僕の彼女はサイボーグ」など。13年前に役者を退き、現在はインフルエンサー事務所の経営、短編映画プロジェクト「MIRRORLIAR」の立ち上げプロデューサーの一人。プロデューサーとして多岐わたって活動している。
【コメント】
13年前に俳優を退いた私に出演オファーが来た時は驚きました。愛知県江南市の坂野春香さんのお話。映画化。私が生まれ育った地元での撮影。春香さんの想いに心が揺れました。13年ぶりに演技をすることに恐怖もありましたが、春香さんの生き様や坂野さんご夫妻の想い、スタッフさんの熱量に導かれ出演を決意しました。撮影中は4人家族でいる時間がとても愛おしく、シーンによっては胸が張り裂けるくらい苦しく悲しかった。毎日を大切に丁寧に生きたいと教えてくれた撮影現場になりました。是非、観ていただけると幸いです。
BOYS AND MEN 平松賢人(ボーイズアンドメン ひらまつけんと):川上先輩役
【プロフィール】
名古屋発エンタメ集団「BOYS AND MEN」 のメンバー。 またグループ活動だけではなくソロ活動も行い、ソロデビューも果たす。 最近では映画「右へいってしまった人」で主演を務めるなど俳優業も精力的に活動している。カメラでも才能を発揮し、写真展も開催している。
【コメント】
初めて台本を読んだ時、あまりのリアリティさに心が締め付けられるような感覚に襲われました。 大変な状況でも一生懸命生きた時間の尊さ、そして力強さにすごく励まされました。どれだけ時間が大切なものか、自分はどのようにして生きていくのか。最後まで生き切るのか。春香が僕の中で問いかけてくれるようになりました。そして生きていられることがどれだけ素晴らしいことなのか再確認させてくれました。この作品に関われたことを誇りに思います。
笠井信輔(かさいしんすけ)アナウンサー 特別出演:高松役
【プロフィール】
東京都世田谷区生まれ。1987年 早稲田大学を卒業後、フジテレビのアナウンサーに。朝の情報番組「とくダネ!」を20年間担当後、2019年9月末日に33年勤めたフジテレビを退社し、フリーアナウンサーとなるが2か月後に血液のがんである悪性リンパ種と判明。4か月半の入院、治療の結果「完全寛解」となる。現在、テレビ、ラジオ、講演、がん知識の普及活動など幅広く活動している。11月に、人生の困難を乗り越えるエッセイ「生きる力~引き算の縁と足し算の縁」(KADOKAWA)を出版。
【コメント】
本作の主人公のモデルとなった坂野春香さんのご両親にお会いするきっかけは、2年前。中日新聞の「がんがつなぐ足し算の縁」という私の連載へのご両親からの投書でした。亡くなった方の話はなかなかつらいものがあると当初は思いましたが、両親によって書かれた闘病記「春の香り」を読んで、私の考えは変わりました。それは涙の闘病記ではなく、最後まで自分らしく生きようとする春香さんの、そしてそれを全力で支えるご家族の「生き切る記録」だったのです。感銘を受けた私は、ぜひ春香さんのことを世の中に伝えたいと、ご自宅を訪ねました。そこでご両親からお聞きしたのは、亡くなる直前まで、「人のために生きたい」と願う春香さんの強い意志でした。その遺志を継いでご両親が書かれた「春の香り」。この本にどれほどの人が励まされたでしょう。そしてこの本を原作とした映画ができました。その作品に春香さんのお父さんの同僚役として参加させていただけるなんて、こんなに嬉しいことはありません。「逝きたい」ではなく「生きたい」という強い思い。最後まで病を乗り越えるために頑張った春香さんとご家族の物語をぜひ体験してほしいです。
佐藤新(さとうあらた):タクミ役
【プロフィール】
2000年9月1日生まれ、東京都出身。O型。2023年8月18日にIMP.の一員としてデジタルシングル「CRUISIN'」でデビュー。デビュー以前から数々のドラマや映画に出演。グループとしては1st Album「DEPARTURE」が5月29日に発売されたほか、7月7日にはタイ・バンコクで行われた音楽イベント「MIXEDPOP BANGKOK 2024」に出演し、国内外問わず活躍の幅を広げる。また公開待機作として初主演映画『青春ゲシュタルト崩壊』がある。
【コメント】
久々のお芝居という事でとても緊張しましたが、監督やスタッフさんがとても暖かく迎えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいでした。タクミの正義感が強く芯の強い人柄を表現できてたら嬉しいです。
櫻井淳子(さくらいあつこ):美佐子役
【プロフィール】
91年ドラマ「葡萄が目にしみる」でデビュー。93年31回ゴールデンアロー賞最優秀新人賞受賞。98年~ドラマ「ショムニ」にて魔性のOL宮下佳奈役で注目される。現在の活動として、ドラマ「肝臓を奪われた妻」中村聖子役、ドラマ「謎解きレトリック」藤島雪乃役を演じている。今回映画「春の香り」ではハルカを支える温厚な母親役を演じた。
【コメント】
命と向き合った坂野春香さんのドキュメンタリー番組を拝見し、あまりにも短い人生で胸が痛みました。私にも春香さんと同世代の娘がいます。だからか、他人事のように思えなくて、何か彼女の思いを残すお手伝いができたらと思ったんです。命と向き合う恐怖というものは、計り知れません。でも、最後まで自分らしく生きた春香さんの思いはもちろん、彼女に寄り添い、支えた家族の思いもこの作品を通して感じ、そして心に残れば嬉しいです。
山本雅也:主題歌
【プロフィール】
1981年生、青森県出身。2012年デビュー。デビューリリース曲から6曲連続でTV 番組にタイアップ起用。公益財団法人日本骨髄バンク普及大使として音楽活動によりドナー登録普及を発信。2022年2月23日インディーズ1st.アルバム「風の在り処」リリース。2023年1月18日テイチクエンタテインメントよりシングル「青色の航海〜君に捧げる応援歌〜」(映画「いちばん逢いたいひと」主題歌)にてメジャーデビュー。2023年7 月より全国骨髄バンク推進連絡協議会 公式アンバサダーに任命。映画「いちばん逢いたいひと」主題歌を担当。2024年7月17日メジャー1st.アルバム「パレット」リリース。
【コメント】
当初主題歌を制作するお話しを聞いたとき、いったい今の自分にどんなテーマで、どんな物語で楽曲を制作しようか本当に悩みました。軽々しく、すぐに引き受けることができなかったから。でも、映画の台本と原作「春の香り」を読ませて頂き、「春香」さんの想い出が僕に曲を描かせてくれました。今まで曲を「作ってきた」ことはあるけれど、「作らせて」もらったことは初めての経験でした。そしてなによりも、彼女の想いが僕自身の音楽活動に再び元気を与えてくれました。「ハルカ」を聴いて僕と同じように、「春香」さんから何かを感じて貰えたらとっても嬉しいです。
丹野雅仁(たんのまさと):監督
【プロフィール】
1987年単身渡豪。放浪生活の末、オーストラリア映画『RESISTANCE』(1990年)等にスタッフ兼キャストとして参加。1992年帰国。2002年『殺し屋1』(2001年監督:三池崇史)の続編にあたる『1-イチ-』にて監督デビュー。
【コメント】
僕らの「映画を作る仕事」は、あまり生死に関係ない。だから最初は、春香さんの「命」を映画にするのが恐かった。しかし、彼女が願ったであろう「フツーの18歳の女の子の経験」を彼女に贈れるのがフィクションの力であり、さらにそのフィクションが、「自分の存在を残したい」という彼女の思いを世に届ける手段となり得るなら、と思い挑戦した。「命」を扱うからには、それなりの覚悟を持って臨んだつもりだ。
堀ともこ(ほりともこ):プロデューサー
【プロフィール】
映画プロデューサー。株式会社TTGlobal代表取締役。2021年、自身と娘の実話をもとに描いた映画「いちばん逢いたいひと」製作開始。2023年2月より全国順次公開が開始。現在でも全国のどこかで上映が続いているロングランとなっている。
【コメント】
私の娘が白血病になり、骨髄移植をしなければ命は助からないと宣告を受けた時、隣の無菌室には、同じ病気で骨髄ドナーを待っている少女がいました。私の娘は入院して数ヶ月後にドナーが見つかりましたが、結局その少女にはドナーが見つかることはありませんでした。しかし、その少女の母親は、私たち親子のことをずっと応援し続けてくれました。私は、自分の娘が生き残ったことにずっと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そして、あの時の母親の姿を「春の香り」著者の坂野さんに重ねずにはいられませんでした。坂野春香さんの「綺麗ごとではない生き様」を世の中に発信し、命をまっとうした先に何があるのかを、皆さまと共に見届けたいという強い想いに駆り立てられ、この映画の製作を決意いたしました。どんな命も自分1人のものではありません。命とは、必ず誰かと共にあるものだと思います。
主題歌情報
主題歌はシンガーソングライター山本雅也が映画『春の香り』の為に書き下ろした「ハルカ」。
サウンドプロデュースを手掛けたのは清永アツヨシ、エグゼクティブプロデューサーは山本和紀が担当し、美しいメロディと繊細な歌詞が物語に彩りを加えています。春の訪れを感じさせる爽やかさと、切なさが交錯するこの曲は、映画の世界観と見事に調和し、観る者の心を深く揺さぶります。
サウンドプロデュースを手掛けたのは清永アツヨシ、エグゼクティブプロデューサーは山本和紀が担当し、美しいメロディと繊細な歌詞が物語に彩りを加えています。春の訪れを感じさせる爽やかさと、切なさが交錯するこの曲は、映画の世界観と見事に調和し、観る者の心を深く揺さぶります。
劇場情報
都道府県 | 館名 | 上映情報 |
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